こんにちは、あきほ(@arkeninger)です。
最近Amazonデバイスをいくつか買い揃えて、家の中を便利にしています。Echo DotやKindle Fire HD 8に続いて今回は『Fire TV Stick 4K』を購入しましたので、これについて書いていきたいと思います。
みなさんは普段AmazonのPrimeビデオを観る時、どのような視聴環境で観ているでしょうか。
PCデスクに向かって? リビングでノートパソコンを開いて? 寝転がってタブレット端末で? それともスマホの小さな画面でしょうか。
最近は様々なデバイスでPrimeビデオが見られるようになっていますし、どんな場面で見るかも自由自在ですよね。でも、家の中で見る時のスタイルは自然と決まってくるものだと思います。
中でも僕は家でくつろぎながらPrimeビデオを観るなら、テレビで見るのが最高だと思っています。
Primeビデオはテレビで見るべし!
なぜそのように考えるか。ポイントは2つです。
まず多くの家庭でテレビは、家の中にある端末の中で最も大きなディスプレイを備えていることでしょう。最近はPC用のディスプレイも大型化していますが、テレビの大型化はその比ではありません。PCは大きすぎるとマウス操作などが使いにくくなりますが、テレビは大きければ迫力が出ますからね。家庭用プロジェクターなどの例外はありますが、基本的にはテレビが最も大きな画面だと思います。
そしてもう一つのポイントは配置。テレビは普通、リビングの中央など、生活空間で一番いい位置に置かれていますよね。リビングにいる皆が見られるよう、広い角度から見やすい配置になっているでしょう。
また、向かいにはソファ、テーブルなどがあって、飲み物やおやつを傍らに置いてくつろぎながら見ることができるはずです。
つまり、PCやタブレット端末の画面で観るのとは視聴環境の快適さが段違いというわけです。
Fire TV Stickのラインナップは2種類
Fire TVシリーズには2019年8月現在『Fire TV Stick』と『Fire TV Stick 4K』の2種類のモデルがあります。
4Kのほうはその名の通り4K映像に対応しており、もちろん4K対応のテレビである必要がありますが、美麗な映像を楽しめます。
4Kテレビを持っていなくてもFire TV Stick 4Kを買ったワケ
はい、実は我が家のテレビは4K非対応です。ではなぜ4K版を買ったのか。
実はこれまでも、テレビでPrimeビデオを観ることはできていました。
僕がテレビで、テレビ番組以外に見ていた映像コンテンツは次の3つです。
- Primeビデオ
- YouTube
- NASに保存した動画
実はこれらを見ることができるデバイスはもともと持っていたのです。それがPlayStation 4です。
PS4にはPrimeビデオのアプリがあります。同様にYouTubeのアプリもあり、またローカルネットワーク経由でNASにアクセスできましたから、NASに保存した動画を見ることもできました。僕が要求する3つのコンテンツは満たせていたわけです。
ただ、ひとつだけ大きな問題がありました。
それが動作の遅さ。
PS4はまず起動してからホーム画面が立ち上がるまでに2分くらいかかります。そのあともビデオのフォルダからPrimeビデオやYouTubeのアプリを立ち上げるまでにいちいち読み込みで引っかかるうえ、アプリの立ち上げにも十数秒かかる感じでした。また、コントローラーの十字キーや○ボタンで操作をするたびに、入力から反映まで若干のラグがありました。
やはりPS4はゲームに最適化されているからでしょうか? 十二分な性能を持っているはずのマシンなのに、どうも動作が遅くてイライラしていました。
しかも数秒とか十数秒レベルの動作の遅さだと、その間他のことをしているというわけにもいかず、つきっきりになってしまうというのもまた困ったポイントでした。
Fire TV Stickはその点、映像コンテンツのブラウジングと閲覧に最適化されていますし、PrimeビデオはもちろんYouTube、NASに保存した動画という3点セットがすべて満たせます。(YouTubeに関しては一時アプリが削除されてブラウザから見るしかない状況だったそうですが、2019年7月に再び対応し、アプリが復活しました。これが購入のきっかけのひとつにもなりました。)
また、アレクサに対応しているので、テレビの前につきっきりにならなくても、家事をしながら手を休めることなく再生を始めたり、スキップしたりといった操作ができるというのも魅力でした。
さあ、そんなわけでFire TV Stickを買おうと思ったとき、通常版と4K版のどちらを買おうかという問題に直面するわけです。我が家のテレビは4Kテレビではないので、通常版で充分と思いきや、4K版は通常版と比べて処理速度が速いうえ、音もいいというではありませんか。
僕の場合は動作の快適さや処理速度を求めてPS4からFire TV Stickに乗り換えようとしているのですから、なるべく軽快に動作する方を選びたい。しかも値段は2,000円しか変わらず、保証期間が延びるなどの他のメリットもあります。これは4Kテレビじゃなくてもお買い得だろうということで、快適さに2,000円追加で払うというつもりで4K版のほうを購入したというわけです。
僕は4K対応のテレビでなくてもFire TV Stickは4K版のほうをおすすめします!
届いたもの
ということで、早速こちらが届いたものです。日本郵政の配達員よ、無理やりポストに入れようとして扉をガタガタ言わせて住民を驚かせるのをやめろ。
Kindle Fireタブレットと同様、目が覚めるようなオレンジのパッケージ。Fireシリーズのテーマカラーなんでしょうね。早速開けていきます。
同梱物は本体とセットアップガイドのほかリモコンとリモコン用の乾電池、HDMI延長ケーブル、電源コネクタとMicroUSBケーブルです。小さなパッケージに案外たくさん詰まっていました。
HDMI延長ケーブルはテレビの背面のつくりやスペースの問題で直接挿せない場合に使うもの、MicroUSBケーブルは電源を取る用ですね。リモコン用の乾電池は単4乾電池が2本。Amazonのプライベートブランド『Amazon Basics』の乾電池でした。
こちらが本体。手のひらに乗るサイズで直方体形をしています。4K版は通常版よりも一回り大きいとのことですが、充分コンパクトなサイズだと思います。
こちらは専用のアレクサ対応リモコン。第一印象は「思ったより小さいな」でした。普通のテレビのリモコンと比べるとその小ささがわかります。
このリモコン、サイズは小さい割に優れもので、アレクサに対応して音声で操作できるだけでなく、電源ボタン、音量操作ボタン、ミュートボタンはテレビを直接操作できます。
しかもFire TV StickはHDMIリンク機能で自動的にテレビの出力モードをFire TV Stickの接続されたHDMIに切り替えることができます。
つまり、テレビ番組を見るのでなければ、テレビの電源を入れるところから切るところまで、このリモコンだけで完結します。これは非常に便利で、もともとテレビ番組をあまり見なかった僕はテレビのリモコンに触ることがほとんどなくなりました。
ただ、妻はテレビ番組も見るので、やはりテレビのリモコンをしまうというわけにはいきませんでした。チャンネル回し、またはいくつかの放送局を登録しておける機能がついてくれればテレビのリモコンに完全に置き換えてもよさそうですね。今後に期待です。
実際の動作はどうか
さすがというべきか、やはり最適化されたデバイスだけあって動作は非常にクイックで遅延も待ち時間もありませんからストレスフリーです。PS4の遅さは何だったんだと思ってしまいます。また4K版は上位機種だけあって読み込みの場面でも一瞬で表示してくれます。
Primeビデオを頻繁に見る人ならこの快適さに数千円は出してもいいと思いますよ。
YouTubeやNASに保存した動画など一通り試しましたが、どれも問題なく、PS4よりも快適に楽しめました。
また、アレクサに対応しているというのも便利なところです。
以前から僕は音声入力で家電操作ができても直接ボタンを押した方が早いことが多い、と言ってきましたが、その唯一の例外が台所仕事をしている時。
台所にいる時というのはだいたい手が濡れているか汚れているかで、手を洗って、拭いて、それからPS4のコントローラーが置いてあるところまで行って、遅い読み込みを待ちつつ操作をして、再生を開始したらまた台所に戻って……という流れはこうして書いているだけでも煩わしいものです。
でもアレクサに対応したFire TV Stickを導入してからは、台所に置いたEcho Dotに『アレクサ、Primeビデオで○○を再生して』と話しかければ再生を開始してくれるので、洗い物の手を止めなくてもよくなりました。
我が家はキッチンカウンター越しにリビングのTVが見える造りになっていて、台所で作業しながらTVを観たり、TVの音声を聞いたりすることはよくあるので『ながら観』が捗ります。これは大きなメリットです。
それ以外の場面では、やはりリビングのソファにいるなら正直リモコンを手に取って直接操作した方が早いです。そのあたり、自分の生活に照らし合わせてどんな場面で音声操作が便利に使えるか、具体的に考えてみるとイメージが湧いて良いと思います。
もともとPrimeビデオをPCやタブレット端末などで見ていた人にはテレビで見られるというだけでもおすすめですが、読み込みや表示の快適さも随一です。おそらく数あるPrimeビデオを観られる端末・環境の中でも最も快適なのではないでしょうか。この快適なホームシアターの価格としては、Fire TV Stickはすごく安いと思いますし、さすがAmazonがAmazonのサービスのために作ったデバイスだと言わざるを得ませんね。Primeビデオの”あるべき姿”のようにも思えます。
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