こんにちは、あきほ(@arkeninger)です。

以前、スマートスピーカーというモノについて『音声で家電を操作できてもメリットは薄い、照明ならプログラムタイマーや人感センサーのほうがいい』という内容のエントリーを書きました。

しかし、それはそれとしてアレクサは面白そうです。未だに家電の操作には魅力を感じていませんが、それ以外の用途に使おうということでアレクサを搭載したAmazonのスマートスピーカーを導入しました。

購入したのはAmazonのアレクサ搭載スマートスピーカーの中でも『Echo Dot』という小型で安いモデルと、『Echo Show 5』というディスプレイ付きのモデルです。

Echo Dotについての紹介やレビューはこちら。

Echo Show 5についての紹介やレビューはこちら。

 

このエントリーではアレクサ搭載スマートスピーカーの導入についての話を書いていきます。

 

導入前に使用シーンを細かく考えておいた方がいい

導入するにあたって、どのアレクサ搭載端末をどの部屋に置こうかという点はかなり考えました。2019年7月現在、Amazonが日本国内で販売しているアレクサ搭載端末は以下の通り。

  • Echo
  • Echo Plus
  • Echo Dot
  • Echo Show
  • Echo Show 5
  • Echo Input

Echoが一番スタンダードなモデルで、円筒形の360度スピーカー型です。Echo Plusはより音質の良いモデル、Echo Dotは廉価版とも言える小型のモデルです。Echo Showはタブレット端末ほどのサイズのディスプレイがついた比較的大型なモデルで、Echo Show 5はスマートフォンほどのサイズのディスプレイがついた置き時計型のモデル。Echo Inputはスピーカー機能がついておらず単独では使用できないものの、既存のスピーカーに接続してアレクサに対応させることができるモデルです。実はこれらの他に、オプション的に追加できるモデルもあります。

これだけあるとどれを買えばいいか迷ってしまいそうです。

あらかじめ自分の家の形状や部屋の数、そこでの過ごし方などを参考に使用するシーンを想定しておきましょう。

 

たとえば、音楽を流すなら。

リビングに置いてAmazon Prime Musicなどでその時々に合わせた音楽を流して過ごすのであれば、音質が良い方がいいのでスタンダードなEchoか高音質なEcho Plusがおすすめです。がっつり音楽を聴くつもりなら専用サブウーファーも付けちゃいましょう。

 

 

キッチンで使うなら。

キッチンはアレクサが最も輝く場所のひとつです。みんな大好きカップラーメンのタイマーにするのはもちろん、食材や調味料が切れそうになっているのを見つけたらすぐに声で買い物リストに追加することができ、後で見返すことができます。キッチンにいる時というのは手が濡れていたり汚れていたりすることが多いですから、いちいち手を洗って拭いてスマホを操作してという手間を大幅に省いてくれます。

キッチンでは調理器具や家電が多くスペースが限られるうえ音質はあまり重要ではありませんから、廉価版で小型のEcho Dotがいいでしょう。

ただしアレクサにクックパッドのレシピを聞きたい人ならディスプレイ付のモデルがおすすめです。

 

動画を見るなら。

作業机に置いて、何かの作業の傍らにPrime Videoで映画やアニメを見たければ、ディスプレイ付きのEcho Show 8Echo Show 5が適しています。

Echo Show 5の小さな画面では『ながら見』くらいならともかく、腰を据えての視聴には向かないので、じっくり見るかどうかでディスプレイサイズを決めましょう。

 

このように、生活のシーン別に必要な機能は違うので、適切なアレクサ搭載端末を選びましょう。我が家では結局リビングの置き時計から置き換える形でEcho Show 5(タイムセール祭り待ちのためまだ買っていません、買ったらレビューします)、キッチンと寝室にはそれぞれEcho Dotの3台体制となりました。

 

もしどれにしようかそれでも迷うようであれば、機能と値段のバランスがよく万能なEcho Show 5がおすすめです。予算が許すなら家中全部Echo Show 5でもいいくらい良いデバイスだと思います。

 

 

我が家のアレクサの役割

我が家のアレクサの主な仕事は以下の通りです。

 

目覚まし時計として(ベッドサイド)

これまで寝室には時計を置いていませんでしたので、目覚まし時計はスマホのアラームを毎日かけていました。しかしたまにアラームをかけ忘れたり、スマホを充電しないまま寝落ちして朝にはバッテリーが切れていたりすることがあり、そのようなときはアラームが鳴らないので焦る羽目になっていました。

ベッドサイドにEcho Dotを置いてアラームをセットしておくことで、この問題は回避できます。

 

ちなみに我が家は仕事の都合で毎朝起きる時間が変わります。明日は6:00に起きるけど明後日は4:50、その次の日は5:20といった具合です。そのような生活スタイルでも大丈夫。『アレクサ、明日は4:50に起こして』という感じでお願いしておけばその時間にアラームを鳴らしてくれます。その都度お願いしておく必要はありますが、その都度スマホでアラームをセットするより早いです。

 

また、寝る時にも波の音や雨の音などのヒーリングサウンドをかけて寝ることができます。『30分後にストップして』のようなおやすみタイマーもリクエストできました。

 

秘書として

①予定の確認

アレクサには定型アクション機能というものがあり、指定したトリガーで指定した情報を指定した順番で再生することができます。任意の文を発話させることもできます。

例えば我が家のアレクサは『アレクサ、おはよう』と声をかければ、以下のように答えてくれます。

おはようございます → 『今日は何の日』という小話 → 今日の予定 → 主要なニュース → 今日も一日がんばるぞい!

今日の予定についてはGoogleカレンダーに登録している予定を読み上げるのですが、我が家の場合は仕事やプライベートの予定だけでなく『燃えるごみの日』『洗濯』など週の中で曜日が決まっている家事等についても繰り返しの予定として登録しているので、アレクサの読み上げによって「ああ、今日は燃えるごみの日だったな。家を出る前にごみをまとめよう。」と気づくことができます。

ちなみに寝る時も『アレクサ、おやすみ』で 今日も一日お疲れ様でした → 明日の予定 → おやすみなさい という定型アクションを組んでいます。

 

②時報

また、朝家を出る時刻等の決まった時刻がある場合、時報としてアラームを鳴らすのではなくその時刻に声で知らせてくれるように、時刻をトリガーに定型アクションを組むこともできます。こちらの方が自然なうえアラームを止める指示をしなくていいので好きです。

『7:30です、出発の時刻です』のように発言するようセットしておきましょう。

 

③買い物リストへの追加

さて、我が家では買い物リストはもともとTrelloを使って管理しており、追加や完了は家庭内Slackと連携して通知しています。アレクサはIFTTTを噛ませることで買い物リストへの追加をTrelloに反映できるので『アレクサ、○○を買い物リストに追加して』の一言で アレクサ → (IFTTT) → Trelloに追加 → 追加したことをSlackで通知 まで繋げることができます。

買い物リストの追加はやはり食材や調味料といったものが多いので、キッチンに置いたEcho Dotに活躍してもらっています。

 

④予定やToDoリストへのタスクの追加

同様にカレンダーに予定を作成、ToDoリストの管理などもすることができます。

 

⑤家人へのアナウンス

そしてスマホのアレクサアプリを使えば家のアレクサに『これから帰るよ』等のメッセージを送り、家人にアナウンスすることもできます。スマホにメールするだけでは見てもらえなければ意味がありませんが、アレクサに発話させることでメッセージを確実に届けることができます。

 

このようにアレクサに予定の管理や時報、また買い物リストへの追加、『これから帰るよ』のアナウンスなど、ちょっとした秘書としての仕事を任せています。

これがなかなか便利で、作業をしながら気付いた時に、手を止めずに頼んでおけるのは快適です。

こんな有能な秘書がこんなに安く雇えてしまっていいんでしょうか。

 

家電操作はまだまだこれからの対応製品待ち

はじめにも書きましたが家電操作は現時点ではあまりあてにしていません。照明は人感センサーやプログラムタイマーのほうが便利ですし、テレビ等も結局細かい操作が出来なかったり調整がもたついたりしてリモコンを使った方が早い場合があります。単純な操作が多くリモコンを減らせるメリットが大きいのはエアコンくらいでしょうか。

 

例えばコーヒーメーカーや炊飯器のような家電は単純にスイッチを入れることだけができても、その前にいろいろとセットするものがあり、結局その家電の目の前にいるのでボタン一つ押すだけの動作を音声操作にするのはむしろ時間がかかるだけ。

洗濯機なんかも、洗剤と柔軟剤を1回量だけセットしてふたを閉めてという準備があるので、スタートのボタンだけ音声操作に置き換えても意味がないんですよね。むしろ手間がかかるだけです。

 

家電製品の操作が、ボタン一つと言いながらも実際にはそのボタンを押す前に準備操作が必要だからいけないんですよね。

この辺りは家電の側が音声操作を前提に設計され直さない限り、あまり発展はないでしょう。今後に期待と言ったところ。

 

アレクサは秘書であるだけでなく家政婦にもなれるポテンシャルを秘めています。ただ、そのためには家電の側が音声操作を前提に再設計され、準備操作が取り除かれるというブレイクスルーを起こすことが必要で、今はまだその段階ではないと感じます。うまくエコシステムを築き上げてくれることを期待しています。

 

 

ということで、家電製品の音声操作という点はまだまだ未成熟なものの、現時点でもすでに秘書としては有能なアレクサです。また音楽や動画を流したり、目覚まし時計や置き時計に置き換えたりすることで、思っていた以上に便利になるという印象です。

またAmazonはアレクサ関連のポイント付与キャンペーンをやっていることも多いですし、タイムセール祭りのときなどに安くなっていることも多いですから、そのようなタイミングでお得に購入できるといいですね。

 

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