こんにちは、あきほ(@arkeninger)です。
最近はAmazonのAmazon EchoやGoogleのGoogle homeなど、音声入力で家電や照明を操作できる機能を持ったスマートスピーカーが流行ですね。「アレクサ、電気をつけて」ってやつです。
値段がそれなりに安いこともあって、すでに持っている方も多いのではないでしょうか。僕もAmazon Echoは気になっていて、おもちゃとして弄る分には楽しそうなので、物欲としては欲しい。スクリーン付きのEcho Spotなんて、置き時計の代わりにできるので結構良さそうですよね。でもいまひとつ踏ん切りがつかないでいます。
アレクサを買う踏ん切りがつかないワケ
仮にスマートスピーカーを買ったとして、どんな用途で使えるでしょうか。
まあ定番の「電気をつけて」で部屋の照明をつけるというのはありますが、これに対応した電球やライトに買い換えないといけませんし、いくらアレクサが割と安いといっても対応家電に一式買い換えようと思うとそれなりに大きな出費になります。
何より、そもそも部屋の電気のスイッチなどは家を作る段階で導線を考慮した位置につけられていることがほとんどなので、不便することはあまりないんですよね。声で指示するほうがむしろ手間になるんじゃないかと思うくらいです。
ニュースの読み上げは特に興味のないニュースを流されてもぼんやり聞き流すだけになってそのうち使わなくなりそうですし、音楽については部屋で流すタイミングがなさそう……。
唯一頻繁に使いそうなのは天気予報を聞くことですが、そのためだけにアレクサを買うのも悩みものです。声で指示するのとスマホを数回タップするの、手間はほとんど変わらないように思えますし、用途が限定的すぎますからね。
将来的にもっと色々なものが連携するようになってくれば活用できそうですが、今現在の我が家には残念ながら無用の長物となってしまいそうです。
音声入力より『自動』がよくない?
スマートスピーカーの登場もあって最近は色々なものが音声入力で操作できるというのが流行になっていますが、一度よく考えてみてほしいんです。音声入力ってそんなに便利ですか?
スイッチをひとつ操作するのには1秒もあれば充分、でも音声入力では「アレクサ」と呼びかけ、入力受付状態になるまで2秒ほど待機し、アレクサのランプが光ったのを確認して「電気をつけて」と指示します。アレクサがそれに応答して電気をつけてくれるまで、合計で10秒近くかかってしまう。しかも誤認識することもあるというのですから、さらに面倒です。
そこで考えました。音声入力しなくても、電気くらい自動でついてくれたらいいんじゃないの? と。
人間の生活パターンなんて大体決まっているのですから、それに合わせてその時間になったら自動的に電気がついて、またその後決まった時間になったら自動的に消えてくれればいいわけです。操作する必要なんてないのです。それが21世紀の人間様の生活であるべきです。あなたもそう思いますよね?
『リーベックス デジタルプログラムタイマー』
それを実現するのがこちらの『デジタルプログラムタイマー』です。
ざっくり言ってしまえば、設定した時間に従ってコンセントのオンオフを自動化してくれるもの。コンセントにこのプログラムタイマーを差込み、使用したい機器の電源プラグをプログラムタイマーに差込みます。
まあ使用法はとりあえず見ればわかるような感じです。
14プログラムまで設定できます。曜日と時間の組み合わせで設定するので「毎週月・水・金曜日」や「平日のみ」といった設定も可能。我が家では寝室の間接照明にこれを使っていて、毎日夜9時になると照明がつき、深夜1時になると消えるように設定しています。これによって寝室の電気を自分で操作することはほぼなくなりました。なにせ寝室に入る頃には間接照明がついていて、寝た後で勝手に切れてくれるというスマートホームっぷりですから。見た目が少し野暮ったいのが玉に瑕ですが、コンセントなんて普段家具の後ろに隠して見えないようにしているところに設置していますから問題なしです。
電気代が気になる人もいるでしょうが、LED電球であれば電気代は数円もかからない程度なのでこれも問題なし。電球の寿命についてもLEDなので長く、その点も全く問題なし。
ひとつ問題点を挙げるとすれば、コンセント式なので、リビングのシーリングライトには使えないということですね。我が家のように寝室の間接照明くらいが良さそうです。コンセント付きの間接照明がないという人はニトリに行きましょう。小型のものを一つ買って家具の後ろにでも設置すれば立派な雰囲気のある寝室になりますし、間接照明の使用は眠りの質の改善にも効果的です。
我が家ではこのプログラムタイマーを2つ買っていまして、もう一箇所、熱帯魚を飼育している水槽のライトで使用しています。こちらも毎日決まった時間でオン・オフをするもの。「まだ電気をつけていなかった!電気つけなきゃ……」「あぁ、水槽の電気消し忘れた!」ということがなくなるので、便利です。
何よりふと水槽を見たときにちゃんと電気がついていて熱帯魚が綺麗に見えるというのはいいものです。
それ以外にも、例えば夏場の扇風機やサーキュレーターに使うとか、冬場の電気カーペット・電気毛布に使えば切り忘れの防止にもなりますし、女性の方なら防犯のために帰宅より早めに電気をつけておくような使い方もできます。決まった時間や場面で電源をオンオフするものであれば使い方はいくらでもありますね。
『パナソニック 人感センサー付きLED電球』
そしてもうひとつ、電気の自動化の話ついでにオススメしたいのはこちら。人感センサー付きの電球です。
人感センサー付きの電球なので人がいると電気がつき、いないと電気が消えます。廊下や玄関、あるいは階段などの場所の電球をこれに変えておけばそれらの場所の電気も、スイッチを操作することなく勝手につくようになってくれます。
帰宅して真っ暗な家に帰ってくるのは気が滅入るというもの。手探りで電気のスイッチを探して明かりをつけ、ため息ひとつ……なんて行動とおさらばできます。
また、夜にトイレに行くときなんかにも自動で電気がついてくれるので助かりますね。
電気をつけるためにわざわざ声でアレクサに指示しなくてもいい、しかも値段はアレクサに対応しているスマート電球よりも安い……そんな商品というわけです。
「一手間」を「ゼロ手間」に。
アレクサに声で指示するのもいいですが、できる部分は今回ご紹介した『プログラムタイマー』や『人感センサー付きLED電球』で完全自動化してしまうのはどうでしょう。スマートスピーカーが認識できるように考えながら人間様が話すというのもある意味馬鹿馬鹿しいですし、それって本当にスマートか? と思ってしまいます。機械に人間様が合わせるのではなく、人間様の生活に合わせて機械が動け。それが本当のスマートではないでしょうか。生活の中の一部ですが、よりストレスなく便利にするための選択肢の一つとしてオススメします。
もちろんアレクサを完全に否定する気は全くありません。それぞれの商品には得意分野というものがあるものですから、生活スタイルに合わせて使い分けたり、併用すればいいのです。家の作り次第ですが、玄関や廊下は人感センサー付き電球、寝室はプログラムタイマーで間接照明を自動化して、リビングだけはアレクサを置くというのもありでしょう。アレクサはおもちゃとして非常に面白そうですしね。