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こんにちは、あきほ(@arkeninger)です。
今回は以前から使っていたBOSEのサウンドバー“SOUNDBAR 700”の拡張用サブウーファー“BASS MODULE 700”を購入しましたので、そのレビューです。
そもそも“BOSE SOUNDBAR 700”は2021年現在のBOSEのサウンドバーラインナップの中でも最上位のモデル。美しいガラス天板の筐体と、BOSEらしいクリアかつフラットで原音に忠実な音が特徴です。
こちらのサウンドバー本体については別の記事でレビューしていますので、そちらをどうぞ。
そしてこのSOUNDBAR 700は別売りのサブウーファーやリアスピーカーを接続することで拡張することができるのも特徴。
今回購入したのはそのサブウーファー(BOSEのラインナップ上では『ベースモジュール』と呼んでいるようです)です。
生活空間を台無しにしない高級感と上質感を
BOSEのサウンドバー用ベースモジュールはこの“BASS MODULE 700”のほかに“BASS MODULE 500”というのもあります。
これはSOUNDBAR 700のひとつ下位グレードのモデル“SOUNDBAR 500”用ですが、700と組み合わせて使うこともできます。
でもわが家で今回購入したのは700のほう。サウンドバーも700、ベースモジュールも700です。
写真は引越し後に新しく買ったテレビ台がまだ届いていないので、不恰好なテレビ周りですが……サウンドバーとベースモジュールに関しては並べるとこのような見た目になります。ガラス天板がそろって統一感と高級感があるのは良いですね。500の方ではこうはいきません。
サウンドバーって当然テレビの前に置くもので、テレビは生活空間の一等地に来るものです。ですからサウンドバーとその関連品だって当然、リビングの中で最も目に付く場所に配置されることになります。
サウンドバーという商品カテゴリにとってもっとも重要なのが音であることは疑いようがないですが、その音を上質な時間・空間で楽しもうと思ったら、同時に見た目も重要になってきます(もっとも、わが家はテレビ台が届いてはじめてそれが整うんですが)。
ちなみにSOUNDBAR 700の横幅は98cmです。ベースモジュールのほうの寸法は次のとおり。
- 高さ32.8cm
- 横幅29.5cm
- 奥行29.5cm
これ、実物を見てみると結構大きいです。部屋の広さや間取りによっては置く場所の確保に気を遣うかもしれません。購入時の箱がまず意外と大きくて驚きました。
まろやかなミルクのよう
さて、肝心の音の方はどうでしょう。
ひとことで言って『ちゃんとBOSEのほかの製品と同じ方向を向いている』という印象です。別の言い方をすると『ものすごい優等生』です。
近年のBOSE製品の共通する特徴として、原音に忠実でクリアかつフラットな聴き心地というのがあります。いたずらにある特定の音域を強調するのではなく、低音から高音まで、全音域に渡ってとてもお行儀がよく聴きやすい。
SOUNDBAR 700のレビューでもそのようなことを書いたと記憶しています。実際、どんな曲を聞いても破綻がなく、自然に揃っている。調和を美とする音作りだと感じます。
今回のBASS MODULE 700もそれとぴったり同じ印象で、得意気に実力を誇示してくるようなことはありません。それは下品ってものです。老舗ブランドの最上級グレードがやることじゃない。
基本的には拡張スピーカーらしく、主役としての華はしっかりサウンドバーの方に持たせながらも、確実にそれを支える厚みのある低音を加えてくれます。
その音の出かたはもちろん迫力や臨場感もあるのですが、それ以上に非常に滑らかなのに驚かされます。SOUNDBAR 700のレビューではきめ細かく粒揃いだと書きましたが、こちらのベースモジュールに関してはとにかく滑らか。ミルキーで深みのある味わいです。
はい。そうですミルキーです。シルキーでもいいんですが。
スモーキーで刺激のあるウィスキーというよりは、まろやかで舌触りの良いミルクのような印象です。音に関しては、好みを問わず万人におすすめできるサブウーファーです。
BASS MODULE 700を追加したからといって、ほかのスピーカーからSOUNDBAR 700に替えたときのような劇的変化の感動はありません。
でも、このBASS MODULE 700があると音はたしかに深みを増して、豊かで広がりのあるリッチなものになり、その良さはじわりじわりと浸透するように耳に届きます。
まるで仕立てのいい服や素材のいい料理のように、いつのまにか満たされている自分がいます。映画館の音響にも近くなるな、という印象もあります。
SOUNDBAR 700はワンマンプレイも全然いけちゃう超優秀選手ですが、BASS MODULE 700という相棒を用意してやるとその能力をますます引き出して、日常のリスニング環境をさらに数段引き上げてくれるんですね。
主役では決してない、けれどなんと優秀な脇役でしょうか。
なんの苦もなく、軽々しくそれをやってくれるのはもうさすがとしか言いようがありません。
もちろん音の好みは人それぞれですから、低音が物足りないと思ったら設定用のアプリからEQをかけて調整することもできます。そうすればちゃんとそれに応えてくれる子です、この子は。
こだわり派向けの価格
とはいえ、このBASS MODULE 700は値段もけっこうします。脇役でしかない拡張スピーカーにそこまで出せないよ……という声も聞こえてきそうです。
そういう場合は冒頭で書いた通りBASS MODULE 500のほうを買ってもSOUNDBAR 700と連携できます。相互に互換性があるのはいいことですね。
そう考えると、やはりこのBASS MODULE 700はこだわり派向けの製品と言ってもいいのかもしれません。
…………まあもともとBOSEのサウンドバーの最上級グレードを買って、なおかつサブウーファーを検討してる人なんて、こだわり派以外の何者でもないか。
うん、そうですね。
そういう意味では、このページを見ている人にはおすすめですはい。買っちゃえばいいと思います。
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