こんにちは、あきほ(@arkeninger)です。
今回は、実はもうけっこう前に購入していたものの、このブログでは取り上げていなかった電子ピアノの紹介です。
以前妻に買った電子ギターの紹介の時に『僕も電子ピアノが欲しくなる』なんて書いていましたが、その後実際に買っていました。
小さい頃に長年ピアノを習っていて、その後大人になるまでずっとブランクがありましたが、久しぶりに趣味の範囲でやりたいなと思って購入したといういきさつです。
YAMAHA Clavinova クラビノーバ CLP-735
電子ピアノというとヤマハだったりカワイだったりカシオだったりローランドだったりとブランドも様々ですね。
だいたいどのブランドでもラインナップは5~7万円程度の卓上タイプとなる最廉価モデル、10万円強程度のエントリーモデル、15〜20万円弱のスタンダードモデル、それ以上のハイエンドモデルという感じでしょうか。
今回選んだヤマハで言えば10万円程度のARIUS(アリウス)シリーズと、それより上級のClavinova(クラビノーバ)シリーズのふたつがラインナップの中核。中でもクラビノーバはヤマハの電子ピアノのメインシリーズで、上級モデルとなります。
今回選んだのはそのクラビノーバの中では最も安いグレードとなるCLP-735というモデル。
さらに細かく言うと、島村楽器という楽器店で購入したんですが、ヤマハと島村楽器のコラボモデル(島村楽器限定モデル)という扱いになっているSCLP-7350という型番となります。
通常のCLP-735との差は本体が専用色なのと、操作パネルの表記が通常モデルでは英語表記のところがこの限定モデルでは日本語表記になっているという2点のみ。基本的にはCLP-735と全く一緒です。この記事内ではCLP-735としてお話します。
CLP-735はバランスのいいモデル
モデルがいろいろあって機能もたくさんなのでモデル選びは迷いますよね。
CLP-735はクラビノーバの中では最も安いグレードですが、そもそもクラビノーバがヤマハのラインナップで上級ランクになるので、安っぽさは全然ありません。
鍵盤はしっかり重さがありますし、機能的にも充分です。
ひとつ上のクラビノーバ『CLP-745』との大きな差は鍵盤が木製か、プラスチック製かですね。当然木製の方がよりリアルなピアノに近いです。
ただ、値段も結構上がってしまいますし、プラスチック製とは言ってもしっかり鍵盤の重量を持たせる機構が搭載されているので、個人的にはCLP-735で充分すぎるくらいでした。鍵盤の表面はちゃんと塗装加工されているので、触り心地の安っぽさもないですし。
もちろんプロを目指すなら物足りないでしょうが、僕のように社会人の趣味の範囲でやりたいという人には実際このくらいのグレードが『ちょっと贅沢』の満足度の高いラインだと思います。子供の習い事や、ピアノのプロではないけどピアノが必要な保育士さんなどの職業で電子ピアノを買いたいという場合にもぴったりのモデルだと思います。
実際、知り合いの保育士さんの家に遊びに行ったとき、このCLP-735が置いてあって「あ、同じのだ」となりました。
弾き心地は満足そのもの
まず感じるのは、鍵盤がちゃんと重いということですね。
このクラビノーバCLP-735の前に、妹が持っていた同じヤマハの最廉価卓上モデルを借りて使っていたんですが、触った瞬間にもう「あ、違うな」と思いました。
廉価モデルであったような打鍵のヘコヘコ感というか、キーボードのような軽い感じが全然なく、ちゃんとピアノらしい手応えがあります。
これのためにクラビノーバを買う価値は充分あると、触った瞬間に思いました。
音はヤマハの得意分野
それから音も臨場感があります。
ヤマハの最上級コンサートピアノの音が収録されているのは一緒でも、やはりモデルが違うと違うものですね。スピーカー性能の差なんでしょうか。
音響・音場についてはもともとヤマハというメーカーの得意な分野ですよね。
例えばライバルのカワイは楽器は作っていてもスピーカーは作っていませんから。
楽器のノウハウと音響機器のノウハウを両方持っていてどちらも世界トップレベルのヤマハですから、こと電子楽器については強いと思っています。
僕の場合はその点もあって他メーカーではなくヤマハを選んでいます。
例えばヘッドホンをつけていても、ヘッドホンから音が聞こえるのではなく、目の前のピアノから聞こえるような特殊な技術が搭載されているんですよ。
これ、本当に驚きます。
ピアノの蓋を開けて、ヘッドホンをつけて、鍵盤を触って音が鳴ると「あれ? ヘッドホンちゃんとつけたよね?」と思ってヘッドホンを一度外して確かめるくらい、目の前のピアノが鳴ります。楽器店とかでぜひ体験してみていただきたいです。
音について言えば、オーストリアのベーゼンドルファー社のピアノの音も収録されており、選択することができます。
ベーゼンドルファーはスタインウェイ、ベヒシュタインと並んで世界3大ピアノブランドと呼ばれる老舗ブランドで、かのフランツ・リストが愛用したことでも有名です。現在はヤマハの子会社です。
ヤマハのコンサートピアノの音がクリアでよく響き、大ホールで演奏しているかのような音なのに比べて、ベーゼンドルファーのほうは少し籠ったような温かみのある音色で、中世のサロンなんかを思わせる味わい深さがあります。クラシック曲の中でもゆったりした曲やバロック音楽、それにジャズなんかと相性がいいような気がします。
電子ピアノを買うなら防音マットは必須!
……だと言い切っておきます。
詳しくは別で記事を書いていますのでそちらをどうぞ。
というわけで、今回はヤマハの電子ピアノ、クラビノーバ CLP-735でした。
僕の場合は幼少の頃に長年やっていたとは言ってもブランクが長かったので、ほとんど初学者と変わらないようなレベルからの再スタートですが、趣味の範囲で楽しんでいます。いつかお気に入りのクラシック曲が弾けるようになりたいですね。
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