こんにちは、あきほ(@arkeninger)です。
今回はBOSEのスピーカー『HOME SPEAKER 300』と『SoundLink Revolve』について見ていきます。
同じ価格帯の2つのモデル
僕自身は今回『HOME SPEAKER 300』を購入したのですが、購入に当たって『SoundLink Revolve』とどちらを買うか結構迷いました。
(『SoundLink Revolve』については所有こそしていないものの、依然旅行先で泊まった旅館の部屋に設備として置かれていたので一通り触ってみたことがあります)
同じくコンパクトな造りで、価格帯も同じくらい。迷うのも当然というものです。みなさんも迷っていることでしょう。いや迷わないはずがない。
そこで、これらのモデルについて比較して、どちらを買った方が幸せになれるか検討していきましょう。
価格
メーカー希望小売価格 | 実売価格(Amazon, 2020年4月時点) | |
SoundLink Revolve | ¥27,500 | ¥26,054 |
HOME SPEAKER 300 | ¥33,000 | ¥28187 |
元々の値段では『HOME SPEAKER 300』の方が高いのですが、Amazonの実売価格はほぼ同じくらいの価格となっていて『HOME SPEAKER 300』の方がお買い得だと言えますね。
『SoundLink Revolve』は若干価格の変動もあるようで、この値段より高くなったり安くなったりしています。
サイズ
どちらもコンパクトなモデルです。机の上などに置いても違和感がありません。
『HOME SPEAKER 300』のサイズ感覚は上の写真でお分かりいただける通り、普通のペットボトルよりも背は低いくらいです。楕円柱形をしているのですが楕円の幅はペットボトルを2本並べたくらい、奥行きは1本分といったところ。
対して『SoundLink Revolve』は、写真はありませんが円筒形で背は『HOME SPEAKER 300』と同じくらい、周囲径はペットボトル1本よりもやや太いくらいでどこか牛乳瓶を思わせるデザイン。
『SoundLink Revolve』はもともと持ち運びが想定されています。そのために本体サイズがよりコンパクトで、鞄にも入るサイズ。『HOME SPEAKER 300』はさすがに持ち運びには向きません。
『SoundLink Revolve』はバッテリー内臓
『SoundLink Revolve』の大きな特徴がバッテリーを内蔵していること。満充電から12時間の音楽再生が可能で、コンセントがない外出先でも使うことができます。キャンプなどのアウトドアに持っていくには最適ですね。
というよりむしろその用途こそこの製品の想定しているところで『SoundLink Revolve』は防滴仕様。さらに本体の一部にシリコン材を使用していて、衝撃にも強い。
充電用のスタンドも別売りで用意されています。頻繁に持ち運ぶなら便利でしょう。
逆に『HOME SPEAKER 300』は電源が必須となります。
『HOME SPEAKER 300』はアレクサ搭載
『HOME SPEAKER 300』はスマートスピーカーなので音声アシスタントを搭載しています。Amazon Alexa(アレクサ)とGoogleアシスタントの両方に対応しています。
非常に集音性の高い6つのマイクが内蔵されていて、大音量で音楽を聴いていてもしっかり反応してくれます。
音声アシスタントを搭載しているということは、Amazon MusicやSpotifyなどの音楽ストリーミングサービスもこれひとつで楽しめるということ。これらのサービスを利用している人にとっては非常に満足度が高いでしょう。
逆に『SoundLink Revolve』には音声アシスタントもマイクも搭載されていません。Amazon Echoシリーズ製品の隣などに置いてBluetoothで連携することで、Echoから出る音を『SoundLink Revolve』から出すという形で音声アシスタントを使うことはできるのですが、それを目的に買うにはちょっと無駄が多い気がしますね。
すでに余らせているEchoと広い設置スペースがあるならいいかもしれません。Echo Dotなら重ねて置くこともできるのでは。
音の比較
スピーカーとして肝心なのは音ですよね。
『HOME SPEAKER 300』についてはレビュー記事で詳しく書いていますのでそちらをご覧ください。
『SoundLink Revolve』については旅館に置いてあったのを聴いただけでじっくり聴いているわけではないですが……音圧はサイズから考えれば充分でした。期待以上の音は出ていたと思います。ポータブルBluetoothスピーカーでこの音は驚き、というくらいの音ではあります。
ただやはりバッテリー駆動ということと、サイズがここまで小さいということもあるので仕方がないのですが『HOME SPEAKER 300』と比べてしまうと重低音の響き方と臨場感はあと一歩という印象。ほぼ同じ値段であることを考えると、音で選ぶなら『HOME SPEAKER 300』でしょう。
そもそも『SoundLink Revolve』はアウトドアなどに持ち出す使い方が前提なので、たとえばキャンプ場などの空間で再生することを考えるとサウンドルームと同じものを求めるのはお門違いな気もします。
また、サイズが半分ほどになったからと言って音のレベルも半分かというとそうではないので、やはりこの音でこのサイズを実現しているのは見事。持ち運びたいユーザーにとっては音の差を補って余りあるほどの利便性があるデバイスなのは確かです。
なお、どちらも360°スピーカーなのでどこに配置しても立体感のある音が楽しめます。
どちらを買うか?
こうして考えると2つのモデルの性格がだんだん明確になってきますね。
アウトドアなどに持ち出して楽しむ利便性重視なら『SoundLink Revolve』
やはり注目すべきは『SoundLink Revolve』にバッテリーが搭載されていることでしょうか。使用シーンを考えて、頻繁に持ち運ぶとか外に持ち出すのであればその利便性は計り知れません。また防滴・耐衝撃仕様であることもあり、色んな場所でガシガシ使えます。まさに持ち運び特化型高性能スピーカーと言えるでしょう。
家でより高音質な音楽やストリーミングを楽しむなら『HOME SPEAKER 300』
一方で一度設置したらその場所でしか使わないのであれば持ち運びに便利な仕様は無用の長物でしょう。同じ価格ならより音質に優れ、アレクサまで搭載していて、しかも元の値段もより高いことからお買い得だと言える『HOME SPEAKER 300』が良いでしょう。
自分の使用シーンを想像してみて、どちらが適しているか決めるのが良いと思います。
後悔のない選択ができるといいですね。
またAmazonはBOSEの特設ストアもあったりします。キャンペーンでかなりお買い得な商品もあるので一度覗いてみることをお勧めします。