こんにちは、あきほ(@arkeninger)です。
今回はApple Watchを買い替えましたので、新しく購入したSeries 8のレビューを書きます。
痛々しい〜〜!!
そう、割っちゃったんですよ。朝、家を出る時に落っことして。
まだ買い替えるつもりなんてなかったんですが、仕方ないので新しいのを買いました。
今まで使っていたのがSeries 5、今回購入したのがSeries 8となります。というわけで、この記事はこれまでSeries 5を使ってきた僕がSeries 8に買い替えてどう感じたかという視点でのレビューになります。
Apple Watch Series 8
今回購入したのはApple Watch Series 8です。
細かい話はさておき、さっそく見ていきましょう。
箱を開けると入っているのは、スリーブに包まれた本体、充電ケーブル、サイズ違いのバンド、スタートアップガイド。
充電ケーブルのアダプタは別売りとなります。アダプタ側端子はUSB-Cです。
本体を取り出したところ。
今回はスターライトという色を選びました。
バンドをつけたところです。
サイズは微妙に拡大、表示領域は明確に拡大
Apple WatchはSeries 6までとSeries 7以降とで本体サイズがやや違っています。また、ナンバリングの標準モデルと廉価版のSE、タフネス版のUltraの3種類があり、標準モデルとSEにはそれぞれ大小の2サイズがあります。
ややこしいのでまとめてみました。
モデル | 大 | 小 |
Apple Watch Series 7・8 | 45mm | 41mm |
Apple Watch Series 4・5・6 | 44mm | 40mm |
Apple Watch Series 3以前 | 42mm | 38mm |
Apple Watch SE 無印・第2世代 | 44mm | 40mm |
Apple Watch Ultra | 49mm |
Ultraは別として、標準モデルとSEについては大サイズ同士、小サイズ同士ならバンドに互換性があります。
僕のように買い替え組は、今持っているバンドは全て使いまわせると言うことで、安心ですね。お気に入りのバンドがそのまま使えます。
並べたところ。
こうして並べてしまえば本体サイズの違いも分かるんですが、腕に着けている実感としてはそれほど差を感じません。
まあ、たった1mmの差ですからね。
それよりも明確に差を感じるのは画面表示領域のサイズです。
Series 8ではベゼルがより細くなり、前面いっぱいに画面が広がっているのが分かります。
ほとんど縁の曲面になっている部分にまで表示領域が埋まっている感じです。
以前のモデルは平らな部分だけでしたから、まさにひとまわり大きくなりました。
情報表示端末として、画面は大きな方がいいですよね。
画面が大きくなったおかげで視認性が上がっていますし、配置できるコンプリケーションも増えています。
スターライト色の上品な色
今回購入したのはスターライトという色。
シルバー系なんですが、完全なシルバーではなくやや黄色がかったライトシルバーといった印象の、とても上品な色です。
僕はiPadもスターライトで持っていますが、Apple Watchで見るとこれが少しベージュっぽいというか、iPadの時よりもわずかに暖色寄りに見えます。二つ並べると確かに同じ色なので、曲面への光の当たり方の差でしょうかね。
転倒検出、車での衝突事故検出機能、皮膚温センサー
Series 8での目立つ新機能はこれらとなっています。いずれも健康管理・安全管理的なもの。
転倒検出は健康な若者だったらほとんど使わないかもしれませんね。シニアにはいざというとき安心かもしれません。
車での衝突事故検出機能は、どの年代の人でも万が一の備えになってくれそうです。
いちばん活用するのは皮膚温センサーでしょう。
女性の生理周期や排卵日が管理できるとのことです。女性であればこの機能のために買い替えても後悔がないくらい魅力的な部分かもしれません。
男性にとっては生理周期や排卵日といった要素は不要となってしまいますが、それでも体温によって体調確認ができるので便利です。特にコロナ以降、体温を気にする機会は増えましたからね。
この皮膚温センサーによる測定は寝ている間に行われ、自分の基準となる数値がまず決まったうえで、その基準と比べてどのくらい高いor低いといった測定になります。
「今の体温は36.5℃です」というようなものではないので注意です。
最大の進化はバッテリー持ち
公称値で最大18時間、低電力モードでは最大36時間のバッテリー持ちとのことですが、実際はもっと長く持ちます。
というのも、当たり前ですがバッテリー持ちは
- どのくらいアプリを使うか
- どのくらい通知を受けるか
- どのくらい通信するか
などの条件によって変わってきます。
そして、AppleがApple Watchのバッテリー持ちについて公称値を出す際に基準にしているのは、かなりハードな使い方だと言われています。そこまでハードに使わない日常生活においては、公称値以上の時間、余裕で持つということですね。
実際、僕の使い方で使ってみましたが、朝バッテリー残量100%で家を出て、夕方帰ってきた時点で70%以上は残っています。30%も減らないんですね。もちろん通常モードです。
ちなみに、これまで使っていたSeries 5では、同様の使い方でだいたい60%くらい消費していました。
(もう数年使っているのでヘタっているというのもありますが)
そう考えると、Series 8ではSeries 5と比べてバッテリー消費が半分以下なんですね。
そんなわけで、通常モードでも1.5日程度はじゅうぶん持ってしまいそうですね。低電力モードも組み合わせれば2日も楽々いけてしまいます。
出張やお出掛けなどで1泊2日程度であれば充電の必要すらないかもしれません。荷物が減らせますね。
さらに特筆すべきは低電力モードの仕様について。
以前のシリーズのApple Watchの低電力モードは、時間を表示する以外のすべての機能がオフになるというものでした。そうなるともうただの不便な腕時計でした。
しかしこのSeries 8 + iOS 9の低電力モードでは仕様が変わっていて、文字盤の表示、ワークアウトや健康関連の計測、通知の受信など、Apple Watchの中心的な機能は全て使えるままなんです。
これ、常に低電力モードでも困らない人もたくさんいそうです。
このバッテリー持ちの良さこそが、Apple Watch Series 8の最大のアップデートと言えるでしょう。
充電サイクルが2日に1回で済んでしまう人も多いのではないでしょうか。
SEより8を推します
廉価版のApple Watch SEならもっと安価で買えるんですが、僕は標準のナンバリングモデルの方をお勧めします。
- 大きな表示領域
- 快適に過ごせるバッテリー持ち
このふたつは、毎日使っているとじわじわとその便利さが身に沁みてきます。
さらに、標準モデルにはSEにはない時計の常時表示機能があります。
個人的には腕時計として必須の機能だと思っているんですが、これがまた上のふたつと相性がいいんですよね。
機能と機能がそれぞれにお互いの良さを強化し合っています。
では、既存モデルのユーザーが買い替えるべきかどうか。
Series 6以前のモデルやSEを使っている人なら、買い替えての満足度は高いでしょう。
Series 7ユーザーにとっては、大きく目立つ新機能がないので、買い換えるほどではないんじゃないかな、というのが正直なところ。
僕のように割ってしまったとかバッテリーがヘタってきたとかで買い替えの必要に駆られた人は、しっかり満足感を得られますから、安心して買い替えてOKですよ。