こんにちは、あきほ(@arkeninger)です。
新しく購入したiPhone 16 Proのレビュー(インプレッション)をお届けします。
購入したのはiPhone 16 Pro、カラーはデザートチタニウムです。
2024年10月に購入したところ、注文から実際に届くまで10日くらいかかりました。
デザートチタニウムは上品でフェミニンな薄褐色
デザートチタニウムのデザートとは、砂漠のこと。砂漠の砂のような薄褐色ということでしょう。
購入前はナチュラルチタニウムとデザートチタニウムのどちらにするかで迷っていたのですが、妻に相談したところ「デザートチタニウムにして最新機をドヤれ」という天啓を受けました。
実物を手に取っての第一印象は「公式サイトの画像で見るよりも淡くて上品な色」でした。
公式サイトの画像では、特にチタン製の側面フレームが強調されていることもあって、ギラギラしたメタリックな高級感の塊というふうに見えていたのですが、実物ではその印象よりも背面パネルが目立ちます。
この背面パネルはややピンクがかった、磨りガラス加工された白っぽいものとなっていて、かなり上品なテイストになっています。
ローズとかピンクというよりはやはり褐色寄りで、ベージュと呼ぶのが正解でしょう。
まあどうせみなさんケースをつけて使うでしょうから背面パネルは見えなくなるんですが、少なくとも裸の状態では多くのYouTuberなどが指摘している通り、上品……というか、フェミニンな印象を受けました。
この色味は公式サイトを見ていても分からないと思います。
特に女性の方は、実物を見て気に入るパターンが多そうです。もともとゴールド色のアクセサリーなどを付けている場合、トータルコーディネートとしてとてもオシャレになりそうですね。
チタンフレームはややギラギラ
一方で、側面のチタンフレームは高輝度のゴールド。
ここは褐色というより明確にゴールドですが、やや赤茶色の混じったゴールドです。背面パネルの薄褐色が砂漠の砂なら、こちらのゴールドは砂漠の岩石でしょうか。
このチタンフレームに関しては、公式サイトの画像で受ける印象の通りです。キラキラのギラギラで、いかにもな高級感があります。「このプロダクトは高品質なんだな」と、視覚情報だけで直感的に分かります。
この輝きはすごいですね。写真では伝わりにくいかもしれませんが、輝いています。塗装がいいのでしょうか。滑らかでありながらものっぺりして見えないのは、高輝度なので光の反射の加減で表情がつくからですね。
光が当たってハイライトになると真っ白になり、逆に影の部分はかなり沈んだ色調になります。
まるで昼夜で全く違った表情を見せる砂漠の環境のよう……流石に厳しいですか?
でも、ナチュラルチタニウムの方が硬質で無表情に徹するような輝きなのに対して、このデザートチタニウムは表情豊かです。
カメラレンズ周りのリングも側面フレームと同じ色になっていて、アクセントとして印象を強めています。
使ってみての印象
iPhone 12からの乗り換えで、しかも僕はiPhone 12をケースもフィルムも使わない裸の状態で使っていたので、それと比べてしまうとどうしても……ではあるんですが、手に持った時にずっしりとした重さを感じます。
iPhone 15までと本体サイズはほぼ変わっていないのですが、ベゼルが細くなったぶん画面サイズは少し拡大しています。
実際の表示内容が増やせているわけではないのですが、無駄が少なく、没入感があります。
一方で、男性でも片手操作がかなり厳しいです。基本は両手で持っての操作になります。
それから、これもiPhone 12と比べてになってしまいますが、発熱は結構あります。
それでもiPhone 15 Proよりは抑えられていると言いますが……ゲームなど高負荷の作業をしていなくても結構熱くなる印象です。
ただしこれは使い始めなので、色々裏で同期したりインデックスを作成したりしているせいという可能性もありますが……それでも発熱が課題なのは間違いないですね。
カメラは文字通りのプロ仕様
カメラの性能はというと、さすがProモデルだけあって、申し分ないです。
そもそも自分が今回Proモデルの方を選んだのも、娘が産まれてからスマホで写真を撮ることが増えたため。
少し離れたところからズームで撮った時などはさすがに画質の荒さが目立っていたのですが、今回のiPhone 16 Proではそうした場面でも最大限キレイに撮ってくれます。
そもそもがiPhone 12からの買い替えなので、性能が格段に良くなっていることはもちろんですし、そりゃあなのですが……。
新しく搭載されたカメラコントロールボタンによって、これまでより瞬発的にカメラを起動できるようになりましたし、ますますiPhoneをカメラとして使う場面が増えそうです。
これは僕の個人的な意見ですが、カメラやレンズの機能・性能のうちのひとつは「手軽さ」だと考えています。
色の表現が良くても、ズーム倍率が高くても、それが鞄の中に入っていたらシャッターを切れる状態になるまでに時間がかかります。シャッターチャンスを逃してしまったり、取り出す気が起きなくなってしまったりするでしょう。また、わざわざ余計な荷物を持って出掛けることも手間です。
それに対してスマホというのは家の中でも外でも常に肌身離さず持っているわけですし、だいたい胸ポケットに入っているのですぐに取り出せます。「あ、これ写真撮ろう」と思った瞬間、すぐに対応できます。
このフットワークこそ、カメラの重要な機能・性能だと思います。
iPhone 16 Proのカメラはその手軽さを備えているうえで、それ以外の性能も充分以上に優れています。写真家がコンクールに出品するための作品作りをするのにも全然不自由なく使えるレベルのカメラなので、一般人が日常生活の中で使う用途であれば、明らかにオーバースペックと言っていいです。
カメラに不満を持つことはまずないはずです。
機能を隅々まで使いこなす、なんて場面すらほとんどないと思うので、自分好みの色調設定を見つけたらあとは永久にオート調整に任せていればOKです。
ただ一点だけ、カメラ関連で発展途上だなと感じるのは、カメラコントロールボタンの操作です。
普通のカメラでよくある、半押しでフォーカスロックの操作ができれば、もっと使いやすくなると感じます。
半押し自体の機構はあるので、問題はソフトウェアの方ですね。これはどうやら追って実装されるらしいという話もあるので、期待したいです。
これが実装されれば、いよいよ実用上の不足も不満もなくなります。
Apple Intelligenceは2025年
目玉であるApple Intelligenceは、残念ながらすぐには使うことができません。英語版ではもうまもなくプレビューで使用可能になるようですが、日本語対応は2025年とアナウンスされています。
こればかりは仕方がないですが、待ち遠しいですね。
iPhone 16シリーズはApple Intelligenceありきの設計ですし、それを大きく打ち出しています。
だからこそ、Apple Intelligenceが使えない現状は、iPhone 16シリーズはまだ未完成と言わざるを得ません。
逆に言えば、2025年にApple Intelligenceが日本語対応することで、iPhone 16シリーズはようやく完成し、本当の実力を発揮するのでしょう。
今はまだ未完成、だけどあと2歩はもう見えている
振り返ると、iPhone 16 Proがその究極さを本当に発揮できるようになるためには、あと2つの要素が必要です。
ひとつは、カメラコントロールボタンの半押しフォーカスロック。
もうひとつは、Apple Intelligenceの日本語対応。
これらは対応することが発表されているので、あとは待つだけです。
モデルライフのうちに大きなアップデートがあることが約束されているというのは、それはそれで悪くないですね。
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