Cクラスに搭載されている「9G-TRONIC」というトランスミッションについて、こちらの記事で「非常に滑らかで変速が分からないほどだ」と書きました。
👉 【9G-TRONIC】Cクラスのトランスミッションは変速が分からないほど滑らか(Cクラス/W206)
さて、このトランスミッションですが、基本的には上記のとおり非常に滑らかで、不満のない、高級車としてよくわきまえた振る舞いをしてくれます。 乗り心地は端的に良いということができますし、特に加速時のスムーズな変速は素晴らしい働きだと感じています。
しかし唯一、とあるシチュエーションではやや大きめの変速ショックを感じることがありました。
それは、ブレーキを弱めに踏みながら徐々に減速しつつ、3速から2速にシフトダウンする時です。
毎回というわけではないのですが……そのような条件下で、おやっと思うシフトショックが出やすいようです。
ただし、そのシフトショックでさえ、お腹にガツンとくるようなものではなく、しっかりと衝撃の角が丸められたマイルドな印象のものになっているのはさすがです。
メルセデスの、あるいはCクラスの世界観の範疇に抜かりなく収まっています。
シフトショックの出やすさには、減速率というか、どのくらいの速度からどのくらいの距離をかけてどのくらいのペースで減速しようとしているかも関係しているような感触があります。 慣れてくればCクラスでのよりスムーズな運転操作が、自然と身につくかもしれません。
ただ、このトランスミッションの苦手なシチュエーションは、どうやらここにあるようです。
コメント