こんにちは、あきほ(@arkeninger)です。
今回はBOSEの小型Bluetoothスピーカーである『SoundLink Micro』を購入したのでレビューしていきます。
BOSE SoundLink Micro
『SoundLink Micro』はBOSEのBluetoothスピーカーであるSoundLinkシリーズのうち、最も小型で廉価なモデルです。
2021年3月時点で、メーカー希望小売価格は1万4000円くらいですがAmazonでは1万2000円程度で売られていますね。
モデルとしてはアウトドア用途がかなり意識されているようで、音のことを除いた特徴として
- 持ち運びしやすいコンパクトな本体
- 自転車のフレームなどに留めておけるバンドがついている
- IPX7準拠の防水性能
などがあります。
もちろん音についても老舗のBOSEだけあって、このクラスでは申し分ないと感じます。
詳しく見ていきましょう。
コンパクト設計
箱自体は思ったよりも小さいなと言う印象でしたが、箱を開けると箱いっぱいに本体が入っていました。
それでもやはり本体サイズは意外とコンパクト。男性なら手のひらに収まるくらいのサイズです。スポーツやアウトドアに持っていくのにも邪魔にならないサイズだと思います。
この『SoundLink Micro』は、家の中というよりはむしろ外出時に使用することを想定している製品だと思います。
電源がバッテリー駆動というのもそれを裏付けています。6時間もつそうです。
優れた防水性能
見てわかる通り、この『SoundLink Micro』の本体カバーはシリコン製。手触りはさらさらしていて柔らかいです。
さすがにアルミボディの上位機種ほどの高級感というわけではありませんが、そこは仕方ないでしょう。むしろタフに使っても大丈夫という安心感があります。
この『SoundLink Micro』の持つ一番の強みだと僕が勝手に思っているのが、その防水性能。これもシリコン製ならでは。
上位の値段も倍ほどする『SoundLink Revolve』がIPX4仕様であるのに比べて、この『SoundLink Micro』はIPX7仕様です。
といっても、IPX4とか7とかがよくわかりませんよね。次のような感じです。
- IPX0:防水性なし
- IPX1:真上からの水滴くらいなら大丈夫
- IPX2:少しくらい角度がついた雨でも大丈夫
- IPX3:角度のついた風雨でも大丈夫
- IPX4:どの方向からでも水の飛沫なら大丈夫
- IPX5:弱い水流なら直接浴びても大丈夫
- IPX6:強い水流でも直接浴びても大丈夫
- IPX7:短時間の水没でも大丈夫
- IPX8:水中で使える
これで考えるとわかりやすいと思います。もう一度言いますが上位機種の『SoundLink Revolve』がIPX4で、この『SoundLink Micro』はIPX7です。水没しても大丈夫です。
つまり、水を伴うレジャーでの使用にも向いているということですね。プールや海に持っていくのには最適でしょう。
一方で『SoundLink Revolve』の方はそこまでの防水性能がなくて本体も500mlペットボトルくらいの大きさがある代わりにより音がいいのと、バッテリー駆動時間が長かったり、360度スピーカーだったりします。キャンプなどに持っていくならRevolveの方でしょうかね。
さて『SoundLink Micro』の話に戻ります。
防水性能が高い小型スピーカーということは、アウトドア以外にもお風呂での使用にも向いているということになります。
実は僕はこの用途をかなり意識して買っています。シャワーが大丈夫なだけでなく、水没も大丈夫という安心感はすごいです。
お風呂用の小型スピーカーを探している方にはおすすめです。
便利なバンド付き
本体の背面にはこんな感じのシリコン製のバンドがついています。これで自転車のフレームやリュックサックの肩紐にくくりつけることを想定しているようです。
こんな感じ。
バンド部分は引っ張るとそこそこの伸縮性があるので、見た目よりもホールド感がある感じです。
固定部はこんな感じです。
仕様と操作
本体上部には電源ボタンと充電用のMicroUSBポート、Bluetoothの接続ボタン、それから写真では少し見にくいですがバッテリー残量を示すインジケータとステータスランプがついています。
先にも書いた通りバッテリーは6時間持つということなので、サイクリングやレジャーに使うのには申し分ないのではないでしょうか。一方でキャンプのお供にするにはモバイルバッテリーがある方がいいかもしれません。
操作については、よくある操作ボタンがついたイヤホンと同じです。中央のボタンを1回押すと再生/一時停止、2回押すと次の曲、3回押すと前の曲、長押しすると音声アシスタントを起動することもできます。
基本的にはセットアップに使うアプリでチュートリアルが表示されるので操作に困ることはないでしょう。
肝心の音質
スピーカーですから、一番重要なのは音ですよね。
僕が受けた印象ということでお伝えしますが、一言で言うと、音に関してもやはり『外に持ち出すための音』という印象です。
というのは、レジャーの場面やサイクリングなどのスポーツの場面で周りに音があっても聴き取りやすいチューニング、という意味。
BOSE製品全般がそうであるように、高音から低音まで自然でわざとらしくない、統合感の高い音であるというのをベースにしつつ、この『SoundLink Micro』については中音が少し強調されているように感じます。おそらく歌の入った曲を環境音のある場所で流しても聴き取りやすいように、という配慮かと思います。
そして特筆すべきは、それに負けないくらいしっかり鳴る低音。これも極めて自然な範囲ではありますが、くっきりした輪郭を感じさせる低音が鳴ります。ちょっとこの聴こえ方はこのサイズのスピーカーでは驚きです。このへんはさすが老舗のBOSEだと感じさせる仕上がりです。
一方で高音はやや控えめというか、値段相応の音だと感じます。といっても万を超える値段なので、悪いってわけでは全然ないです。合格点というか、妥当なラインというか、そんな感じです。
全体としては値段とサイズを踏まえると、やはり期待以上の音だと感じます。この音でこの利便性でこの値段なら充分安いと言えると思います。
他のBOSEスピーカーとの連携も!
今回買った目的のひとつに、他のBOSEスピーカーとの連携もあります。
SoundLinkシリーズ同士で『パーティーモード』と言って同じ曲を同期して流す機能もありますが、BOSEのサウンドバーやスマートスピーカーを持っているのであれば『SympleSync』機能にも対応しています。
SympleSync機能については別の記事で紹介していますのでよろしければご参考にどうぞ。個人的にはとても気に入っている機能です。これのためにBOSEスピーカーで揃えているという面もあります。
ちなみにうちでは他のBOSEスピーカーとして、『Soundbar 700』と『HOME SPEAKER 300』を使っています。それらについてもそれぞれレビューを書いていますので、ぜひご覧ください。
というわけで今回はBOSEの『SoundLink Micro』のご紹介でした。
エントリーモデルでもある小型の廉価モデルではありますが、その使い勝手の良さは上位機種以上で、アクティブに使える満足度の高いモデルです。この手の小型防水スピーカーを探している人にはおすすめです。
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