【静けさ・機密性】秘密は窓枠の構造にあり(Cクラス/W206)

W206型Cクラスの窓 自動車/クルマ

Cクラスが納車されてから、いろんな細かい所に注目するたびに「よくできた車だなあ」と感心します。

そのひとつが、窓です。

特に合わせガラス(遮音ガラス・アコースティックガラス)になっているわけではないのですが、それでも不思議と音の侵入が少なく、車内の静粛性を保っています。

何が違うんだろうとよく観察してみると、まずは窓ガラスそのものに厚みがあることに気が付きます。

なるほど、と納得するとともに、これはきっと車体剛性にも効いているだろうなと予想できます。また、そういう基本的なところに十分以上のコストをかけていることにも感心します。

さて、もうひとつ気づくのは、窓枠のところにクッション材のようなものが使われていることです。

窓の上部というか、フチの部分なんですが、車内側にぷっくらと膨らんだクッションのような素材が配置されています。

窓を閉めた際、これが内側から窓ガラスに押し当てられるような形となり、窓ガラスと窓枠の間の、音が侵入してくるスキマを埋めてくれているのです。

このことが静粛性・気密性の向上に一役買っていることは、想像に難くありません。

ひょっとしたらその分、車内側から見た窓の大きさが少し犠牲になっているのかもしれませんが、少なくとも僕はクルマに対して窓が小さいなどと感じたことはありません。

このような構造は自分が乗った経験のある国産車では見たことがありませんでした。

(僕が知らないだけで、国産車でも最近の車種ではこうなっているのかもしれませんが……)

またひとつ、メルセデスに感心させられました。こういうところで基本的な性能を向上しているのですね。本当によくできた車です。

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