以前の記事でも書きましたが、輸入車では国産車と比べてフロントガラス面にワイパーを押し当てる圧が強いので、フロントガラスのコーティングをした際にワイパーがビビってしまうという問題があります。
この記事で書いた通り、撥水コーティングをやめて親水コーティングに切り替えたところ、派手にビビり散らかすことはなくなりました。
しかし、気候条件やコーティング後の経過時間によると思うのですが、それでもわずかにガタついたり、そうでなくてもワイパーが動く時に「ぎゅっぎゅっ」という音が鳴ることがありました。
メルセデスのサービス担当者によると、メルセデスは輸入車の中でもとりわけワイパーの圧が強いのだそうです。また、日本はヨーロッパに比べて排気ガスが多いなどフロントガラス表面に油膜がつきやすく、よりワイパーにとってシビアコンディションになりやすいとのこと。
そこでと案内してくれたのが、シリコンワイパーへの交換でした。
シリコンワイパーは摩擦係数が標準のものよりも小さく、スムーズな拭き取りが可能で、それがイコールビビリや引っ掛かりの軽減・解消に繋がります。
社外品を自分で取り付けるという選択肢もありますが、僕は素人なので、プロの技術と純正品の品質を選ぶことにしました。
なんとこのシリコンワイパーへの交換、通常であれば12,000円ほどの費用がかかるのですが、1年点検などのメンテナンス作業時であれば5,000円ほどの特価で取り付けてくださるとのこと。今回はこれの適用で、かなりお得に交換できました。

交換後さっそく雨が降ったのでワイパーを動かしてみましたが、明らかに「ぎゅっぎゅっ」という音が軽減されています。体感的にはほとんど無音に近く、車内でオーディオを聞いていれば全く聞こえないくらい静かになりました。ワイパーの音がガサツだと車本来の高級感が失われますから、その音がなくなって、かなり満足な仕上がりになりました。
純正ですから拭き取り範囲等も標準品から変わりません。
唯一、見た目で変わったのは、ワイパーブレードの取り付け箇所が、標準品よりも大きいということです。車の外から眺める分には全然気になりませんが、車内からも見える部分であり、初めのうちは少し以前より目立つような気がしてしまうかもしれません。

走っている最中に気になるようなサイズではありませんが、慣れるまでの1〜2回のドライブでは気になるかもしれませんね。
個人的にはメリットの方が断然大きいと感じます。
メンテナンスのついでにお願いするのがおすすめです。
僕は素人ですし、自分のウッカリが心配だったのでやりませんでしたが、自分でできる技量のある人は社外品を自分で取り付けすれば、よりこだわりの銘柄を装着できます。
また、メルセデスケアに加入していない人も、自分で実施する方がだいぶ費用負担を抑えられるはずです。
作業自体は特段の技術がなくても簡単にできる作業らしいので、試してみるのもいいかもしれませんね。




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