以前、LEGO TECHNICの「フェラーリ FXX K」を作りました。
そのときの記事でも書いたのですが、レゴ・テクニックというシリーズは、レゴの中でも大人向け。子供の頃に遊んだレゴとは一味違います。ブロック遊びというよりはプラモデルに近い感覚で楽しめて、ボリュームもあり、思っていた以上に楽しめます。

オトナの趣味としてのレゴ
小さなパーツをひとつずつ組み合わせていくうちに、少しずつクルマらしい形になっていく。それ自体も楽しいですし、完成した時の達成感もひとしおなのですが、僕としてはむしろそこに至るまでの時間が好きでした。
スマホを置いて、説明書を見ながら黙々と手を動かす。デジタルデトックスしながら集中してレゴを組むその時間自体が作業療法のようでもあり、マインドフルネスのようでもあります。
やや地味かもしれませんが、純粋で濃密な時間を愉しむことができます。まさに「オトナの趣味」と言ったところ。
フェラーリを完成させたあとは、当然のように、次のクルマが気になってきました。
LEGO テクニック ブガッティ シロン・ピュアスポーツ

今回購入したのは、「LEGO Technic ブガッティ・シロン ピュアスポーツ」(型番:42222)です。
ピース数は771ピース。
対象年齢は9歳以上となっていますが、ここについては嘘やんという感じです。
フェラーリの記事の方でも書いていますが、ボリュームと精巧さ、要求される集中力を考慮すれば、完全に大人向けと言ってしまっていいでしょう。

箱を開けると、小分けの袋が5つ入っています。
段階的にパーツを取り出しながら、工程ごとに分けて取り組んでいけるので、途中でキリにしやすく、まとまった時間が取りにくい忙しい大人でもチャレンジしやすいです。
1週間のうち平日の月〜金曜日まで、それぞれ30分〜1時間程度ずつかけて、5日間で組み上げる、という取り組み方ができます。というか僕はフェラーリの時も今回のブガッティもそうやって取り組みました。
精巧で本格的なつくりに嘆息する
組み立て始めたばかりの段階は、ブガッティを作っているという感覚はあまりありません。むしろ、「これは何を作っているんだろう」という感じです。クルマの中のどの部品かよく分からないまま始まっていきます。

しかし、気付くとW16エンジンが組み上がっているんです。


説明書のガイドに従って組み立てていくと、少しずつ、着実にクルマの形ができていきます。オレンジのボディが付くと、一気にブガッティらしくなりますね。

この過程を愉しめるというのがレゴ・テクニックシリーズの良さです。完成品のミニカーなどと違い、自分の手で組み上げるからこそ、愛着……のようなものが生まれて、それが形を成していくこと、ついには完成を迎えることも、ひとつの物語を読むような愉しさがあります。
そんな中で形になっていく、メカニカルなギミック。

先にも書いたとおり、このブガッティにはW16エンジンが再現されているのですが、完成後に机の上で押して走らせると、後輪の動きに連動して内部のピストンが動きます。
しかも、各ピストンが独立して動く精巧なつくり。
先に作成したフェラーリでも同様にピストンのギミックが再現されていましたが、あちらはボンネットの下で動いていました。それに比べてこのブガッティではリアウィンドウ越しに直接見えるので、よりギミックが楽しいです。
こういうギミックがあると、完成したあとも触りたくなりますね。ただ飾っておくだけではなく、手に取って、動かしたくなる。
「レゴ・テクニックはブロック遊びというよりはプラモデルに近い感覚」と冒頭で書きましたが、この「完成後も遊べる」というところが、普通のプラモデルとは少し違うところだと思います。

エンジンの他にも、上部のダイヤルを回すと前輪が切れます。ステアリング機構がついているんです。ブロックなのにステアリングできるって、冷静に考えたらスゴいです。

もちろん、ドアも開きます。

ブガッティの特徴的なC字型のサイドデザインもしっかり再現されています。

フロントボンネットも開きます。
こうして見てみると、単純に外観を似せただけではなく、内部の構造まで含めてクルマを作っていることが分かります。本格派と言っていいでしょう。
指先に集中する贅沢な時間

出来上がりは、こんな感じです。
完成サイズは長さ約29cm × 幅13cm × 高さ8cm。堂々たるサイズです。
どこかに飾ろうと思ったら、なかなかの存在感があります。それだけ見栄えがするということでもあります。
手に持てばずっしりとした密度感がありますし、良いモノ感があります。
組み立て時間は、だいたい200分程度だったでしょうか。
例によって、ところどころ5歳の娘に邪魔されながらでその時間なので、大人が集中して取り組めばもう少し短いかもしれません。
普段なら少し時間ができても、ついついスマホをいじって時間を浪費してしまいがち。
ですが、スマホを置いて、指先に集中しながら格好いいクルマを組み上げる。その時間はとても濃密で、贅沢です。そして完成の暁には、手元にちゃんと完成品が残ります。
達成感と、同時に愉しみが終わってしまうのが惜しい気持ちがあります。
組み上がったブガッティを見ていると、単純に格好いいなと思います。

前回のフェラーリと並べてみると、フェラーリは低く鋭く構えていましたが、ブガッティは塊感があります。
ブガッティ・シロン ピュアスポーツの特徴的なスタイルが、ちゃんとレゴになっています。
フェラーリとあわせて、娘と走らせて遊んでみました。
娘は順調に「フェラーリ」「ブガッティ」という言葉を憶えました。5歳にして、自動車ブランドの語彙が「フェラーリ」「ブガッティ」「メルセデス・ベンツ(僕が実際に乗っているので言える)」な娘です。
これで2台作ったわけですが、次はどうしようかと考えている自分がいます。また別のクルマを作ってみたいと、そう思ってしまっています。きっと近いうちに購入することになるでしょう。

レゴ・テクニックシリーズの魅力は、触れてみれば分かります。
子供の遊びという先入観はもったいないです。オトナの趣味として、かなりお勧めできますよ。
今回のブガッティはピース数もフェラーリと比べてやや少なく、難易度が低い感じがしたので、入門にもぴったりだと思います。
こんな人ならハマる
今回のブガッティをはじめとしたレゴ・テクニックシリーズが特に楽しめそうだと感じるのは、次のような人です。
- クルマが好きな人
これは当然ですが、かなり相性がいいです。スーパーカーが好きなら、完成した姿を眺めるだけでも楽しめます。
しかも、エンジンやドアなど、クルマ好きならグッとくる部分が実際に動きます。
- 集中して手を動かす趣味が欲しい人
レゴを作っている間は、目の前の作業に集中します。「趣味の時間」として考えると、かなり贅沢です。
30分〜1時間程度 × 4〜5日程度楽しめることを考えると、価格と時間のパフォーマンスも、趣味としてはなかなかではないでしょうか。
「模型を見るだけでなく作る過程も楽しみたい」「自分の手で何かカタチになるものを作り上げたい」という人には、レゴ・テクニックは向いていると思います。テクニックシリーズのクルマの他にも、大人向けと言えるレゴはたくさんあります。お城などの建築物モチーフのシリーズなどは、作り応えも充分にありそうです。
- 大人へのプレゼントを探している人
対象年齢は9歳以上と書いてありますが、その実、内容的には大人が趣味として楽しめるものです。
クルマ好きの人へのプレゼントにも、かなり面白い選択肢だと思います。


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