メルセデス・ベンツで最も売れるSUVである、GLC。
実は僕も一度は試乗に行きました。
まあそこで「やっぱりセダンの方がいいな」となったんですけどね。
さて今回、そのGLCに「Core」なる新グレードが設定されました。モデル識別コードはMP202502です。
この設定に伴い、公式サイトの見積シミュレーション上で選べるグレードはCoreひとつだけになりました。
内容的には、色や内装などぶっちゃけ選べるオプションが従来よりも大幅に減り、そのぶん価格も大幅に下がったという感じです。
特にブラウンの本革シート内装や様々なボディカラーは選べなくなってしまいました。
トリムも今まで選べていたブラックオープンポアウッドはなくなってしまいました。これが好きだった人は多いと思うのですが。
また現在、選べるボディカラーは白、黒、シルバーの3色のみ。その白も有償のより格好いいメタリックホワイトは選べなくなり、無料のソリッドホワイトのみとなっています。
機能的にも、リアアクスルステアリングがなくなっているほか、エアサスの設定も無くなってしまいました。これらはGLCの商品力を大きく向上していたアイテムだったので、それが無くなったのは痛い変更と言えます。
そのぶん価格はかなり抑えられました。
これまでなら、GLCクーペのフルオプション、保証なども一通りつけると軽く1,200万円を超えていたところが、Coreでは1,040万円ほど。ざっと200万円ほど安くなったでしょうか。
GLCの価格が上がって手が届きにくくなっていた人にとっては嬉しい変更かもしれません。
GLCは宿敵であるBMWの新型X3と戦う必要がありますが、いくらなんでも価格が上がり過ぎていたうえ、BMW側が割と戦略的な価格設定をしているので、メルセデスにとって分が悪い状況が続いていました。
なので、今回思い切って装備やオプションをがっつり削り、価格もがっつり下げてきたような印象がありますね。
とはいえ、内容がこれではなんだか廉価版みたいで寂しいので、個人的にはやや残念な変更です。
ラグジュアリーカーとして、価格が高くてもちゃんと装備満載の状態が選べるようになって欲しいですね。
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