僕のメルセデス・ベンツ Cクラスにはパノラミックスライディングルーフが装備されています。
前車マツダ アテンザではサンルーフを付けていなかったので、サンルーフ付きの車は初めてです。
サンルーフの最大の特徴は空が見え、開放感があることです。
Cクラスのような大きな面積のサンルーフでは、その開放感もかなりのものです。
一方で、運転席のドライバーにとっては視界に入らないので、装着を迷う人も多いと思います。(実際に僕も前車ではそれで装着しませんでした)
そこで、僕のような人に向けて、実際にサンルーフ付きの車を所有して分かった「開放感が得られる」以外の実用的なメリットについて書こうと思います。
もちろん、これはCクラス以外の車種でも共通するポイントなので、サンルーフの購入を迷っている人の参考になるはずです。
車内が明るくなる
屋根から光が入ってくることで、運転中の手元やインパネ・コンソール回りがぐっと明るく、視認性がよくなります。
文章にすると「その程度」に感じられるかもしれませんが、実は体感としては結構大きく、特にフロントガラスの外側と内側で明暗の差がなくなることで、運転中の視線異動に伴う眼精疲労がかなり軽減されると感じています。
驚くほど効率的な換気ができる
サンルーフを解放せずとも、チルト(斜めにして少しの隙間を作る機能)するたけで、かなり換気効率がよくなります。
これは僕もこんなに変わるものなんだと驚いたのですが、段違いです。
暑い日に乗車したときのもわっとした空気も、サンルーフをチルトにして、窓を少しだけ開けておけば、すぐに入れ替わってくれます。
温度の高い空気は高い位置へ移動する性質があるので、屋根が開くことで熱い空気の逃げ道ができ、効率よく換気できるのですね。
もちろん景色のいいところを走るときなど、外の空気を感じたいときにもぴったりです。
頭上空間が広くなる
サンルーフがあることで、天井が薄くなりますから、頭上空間がその分広くなります。
圧迫感を感じにくくなり、特に背の高い人にとってはありがたいでしょう。
雨の音が変わる
「静かになった」と言い切ってしまうのはちょっと難しいかもですが……。
屋根が鉄板ではなくガラス板になっていることで、雨の日にそこに打ち付ける雨粒の音が変わります。もっと言えば反響がなくなることで音の質が変わったように感じられます。
このことで、特に鉄板を鳴らしやすい大粒の雨では、とても静かに感じます。
一方で、パシンパシンと収まりのいい雨粒の音は、人によってはこちらのほうが音が大きいと感じるかもしれません。
単純にデシベル数が大きい小さいというのではなく、音の質が変わるので、静かだ・うるさいという軸で表現するのは難しいですが……僕の個人的な感じ方としては、不快な音の響きがないので、サンルーフ付きのほうが静かに・安らげるように感じます。
開放感だけじゃない実用性
サンルーフは高価なオプションですが、「開放感」だけでなく、運転時の快適性や空調効率の面でも大きな恩恵があります。
これらのポイントは車種を問わず当てはまることが多いため、サンルーフ付き車を検討中の方には、ぜひ一度ディーラーで体感してみることをおすすめします。
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