僕は今回、Cクラスで初めてディーゼルエンジンの車を買いました。
もともと乗っていたマツダ アテンザは、ディーゼルモデルもありましたが、僕が乗っていたのは2.5Lの自然吸気ガソリンエンジンでした。
さてそのディーゼルエンジンですが、非常に滑らかです。
よくディーゼルというとカラカラという特有の音がうるさいとか、振動が大きいとか、そういうイメージがあります。
でも、Cクラスのディーゼルエンジンに関していえば、そういうネガなポイントは全然感じません。
マツダのディーラーでCX-8(2.2Lディーゼル)に試乗したときも、非常に滑らかだと感心した憶えがあります。近年の乗用車用ディーゼルエンジンというのはすごいですね。昔のイメージは全然あてはまりません。
音に関しては、実際に車のそばでエンジン音を聞けば「ああこれはディーゼルエンジンの車だな」というのはわかります。でも車内にいると気になるような音は聞こえてきません。
アクセルを踏み込んで回転数を上げれば聞こえてくるのかもしれないですが、ディーゼルエンジンは低回転域のトルクが豊かなので、それほど踏み込まなくてもモリモリ加速しますし、穏やかに運転している限り、うるさいということはありません。
マツダのディーゼルと比べても、とても静かに回るディーゼルエンジンだと感じます。Cクラスが遮音のよく効いた静かな車だということもありますが、サンルーフを開けていてもそう感じるので、単純に基礎のレベルが高いのでしょう。
振動についても、ISG(マイルドハイブリッド)の恩恵でしょう、特に感じません。
エンジン始動時にモーターの力を使って無音・無振動で動き出すので、本当に滑らかです。
ガソリンモデルと乗り比べてしまえば、そちらのほうがより滑らかというのはあるのでしょうが、少なくともアテンザの2.5Lガソリンと比べてもCクラスのディーゼルのほうが滑らかです。
先ほども触れたとおり、ディーゼルエンジンは低回転域のトルクが豊かなので、アクセルを積極的に踏み込まなくてもしっかり加速してくれます。操作が少なくて、長距離運転ではラクそうです。
信号が青に変わって、右足に少し力を込めて1300~1700回転くらいまで回転数を上げれば、加速感が沸き上がってきて、そのまま交通の流れに乗ることができます。
Cクラスを受け取ってこれまでの間に、「こんな便利な機能も付いてるんだ」とか「欲しい情報を欲しいタイミングで欲しい所に出してくれるな」とか、とにかくドライバーを甘やかしてくれる車だという認識を持ちました。エンジンについてもやはり、ドライバーが徹底してラクに運転できるように振舞ってくれるようです。
それでいてディーゼルらしく燃費もいいですし燃料代も安いので、言うことなしです。
スポーツ走行がしたいならさすがにガソリンエンジンでしょうが、グランドツーリング向けなのはディーゼルエンジンのほう、という印象です。
車両本体価格はガソリンエンジンのモデルよりも少し高くなりますが、その価値は余裕で回収できると思います。
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