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(2021-11-11追記)
こちらの記事は2019年時点の情報です。
今スマートプラグを検討している人にはAmazon純正品という選択肢もあるので、こちらの記事もご覧ください。
こんにちは、あきほ(@arkeninger)です。
このブログでも何度かAmazon Alexa(アレクサ)などの音声アシスタントを使って家電を操作することについて『逆に面倒』『メリットが薄い』などの否定的な意見を書いてきました。今後対応する家電製品が増え、もっと連携も多様になってくれば状況は変わるのでしょうが、今現在は声で操作できたところであまり便利にならない、というのが僕の意見です。
しかし、今回はそんなスマートスピーカーと家電製品の連携における例外を見つけました。それがタイトルの通り、アレクサ×こたつ×スマートプラグという組み合わせ。
便利になるかどうかではなく、不安を解消するという点でこの連携は素晴らしいと考え、導入してみました。すると思っていなかったメリットも見えてきました。本記事ではそのあたりを解説していきます。
冬場の不安、こたつの消し忘れ
最近めっきり寒くなってきました。立冬も過ぎ、いよいよ冬の足音が聞こえてくる時期になりましたね。我が家では先日、ちょっと早いかもと思いながらもこたつを出しました。
次の日、昼ごろにふと気になってしまいました。「あれ……今朝、家出る時こたつ切ってきたかな?」
結論としてはちゃんと切っていたのですが、こたつを使っているとついついありがちで、万が一の事故が怖いのが『消し忘れ』ですよね。日中に気になってしまったら家に帰るまでドキドキです。
こたつに限らず、暖房器具の消し忘れは冬場についついやってしまいがちな『うっかり』であり、また万が一の場合には火災などの原因にもなり、非常に危険です。
スマートプラグで消し忘れ対策ができる!
そんな冬場のこたつの消し忘れを防止する方法を、バスに揺られながらぼーっとしている時に思いついたんです。それがスマートプラグを使うという解決法です。
スマートプラグとはスマートコンセントとも言われ、コンセントと家電製品の電源プラグの間に入れる形で使用します。スマホアプリやアレクサをはじめとする音声アシスタントとの連携によって給電のON/OFFが操作でき、接続している家電製品の電源操作ができるというものです。
その性質上、電源操作がデジタルスイッチのもの(毎回ボタンを押す必要があるもの)では最大限の効果が発揮できないのですが、こたつのように物理スイッチや目盛で操作する家電製品であれば、家電製品側を常にONにしておくことで、スマートプラグのON/OFFが家電製品のON/OFFを兼ねることになり、スマホアプリや音声操作で電源管理ができるようになります。
今回はこれを利用してこたつの電源管理をすることで、消し忘れ対策をしていきます。
「アレクサ、行ってきます」や「アレクサ、おやすみ」の定型アクションに『こたつへの給電をOFFにする』を組み込む
我が家ではもともとアレクサの定型アクション機能で「行ってきます」や「おやすみ」に対して忘れ物がないよう注意を呼び掛けたり、明日の予定や天気を読み上げたりするよう設定しています。
要はそこに『こたつの電源を切る』を組み込むのです。これで外出前や寝る前にいつも通りアレクサに声をかければ、こたつの電源も勝手に切ってくれるというわけです。
アレクサに声をかけるのを忘れるのが心配であれば、さらに定型アクションで時刻をトリガーにしてこたつの電源を切るアクションを設定すればOK。『平日の7:30にこたつの電源を切る』という感じの設定であれば、誤ってこたつの電源を切り忘れて外出したとしても勝手に電源を切ってくれます。
どんなスマートプラグを選べばいいか
スマートプラグに限らず、コンセントに差し込み電源管理をするデバイスですから、それなりに信頼できるメーカーの製品がよさそうです。Amazonでちょっと『スマートプラグ』『スマートコンセント』等のキーワードで検索するといろいろな製品が出てきますが、値段が安いものは有象無象の無名メーカーの、ちょっと心配なものが多いです。
そこで今回選んだのはTP-LinkというメーカーのHS105という型番の製品。TP-Linkはスマートホーム関連製品のメーカーでは有名で、スマートプラグのほかスマートリモコン、ホームカメラなどを出していて、コストコなどでも取り扱いがあります。またWi-Fiルーターでも定評があり、Amazonでも評価が高いメーカーです。何を隠そうこの製品はAmazonのベストセラーであると同時にAmazon’s Choiceにも選ばれています。
TP-LinkのHS105を選んだ一番のポイントは、HS105はAmazon公式がアレクサとの完全な互換性を保証する『Works with Alexa』認定製品であるということ。同様に『Works with Google Assistant』認定も受けています。
また、スマートプラグの中には比較的大型のものやその形状から、上下に二つ並んだコンセントのうち片方に挿すともう片方に被ってしまい使えなくなってしまうという残念な商品が少なくありません。隣接するコンセントに干渉しないデザインというのもひとつの重要なポイントです。
今回選んだHS105は直方体のコンパクトなデザインで、その点もクリアしています。
ちゃんと消したか不安になっても外出先からスマホで確認、その場で消せる
それでも外出した後でちゃんと電源が切れているか心配になることはありますよね。普段のルーチンと違う行動をすることはありますし、どこまで突き詰めても100%安心というのは無理な話です。
そんな時はスマホアプリからスマートプラグの状態を確認できます。これを使えば電源がONになっているかOFFになっているかが外出先からでも一目瞭然。安心を得ることができます。
また、もし消し忘れていたことが判明した場合はその場で遠隔操作でOFFにすることもできます。これなら確実に、無人のままこたつの電源を長時間入れっぱなしにしてしまうことを防げますね。
意外なメリット
こたつのコントローラー(スイッチ)付きの電源コードって、考えてみれば多くの家庭で床にだらんと這っている状態なのではないでしょうか。コードが部屋の中で日常生活の動線となる場所を横切るように横たわっていたり、リビングの一等地といえる場所のコンセントを占拠していたりしませんか。
これはスマートプラグを導入してみて気付いたのですが、スマートプラグを使うことで電源のON/OFFにこたつのコントローラーを触る必要がなくなりましたから、こたつのコントローラーを「定位置から手が届く場所」に置く必要もなくなります。
つまり、部屋の隅の目につかない、邪魔にならない場所にコードを移すことができるわけですね。強弱を変えたい場合はやはりコントローラーでの操作が必要になってしまいますが、ON/OFFだけなら声でいいわけですから。
コードが部屋の中央にだらんと這っている状態は見た目も悪いですし、ひっかけて躓く危険もあります。特に子供のいる家庭や夜間・早朝の暗い部屋では危険度が高いでしょう。
しかしスマートプラグを使うことで、それらの地味なストレスを解消できます。
電気毛布やホットカーペット、赤外線ヒーターの消し忘れ防止にも!
こたつ以外にも冬場は暖房器具の消し忘れが何かと不安になります。電気毛布、ホットカーペット、赤外線ヒーターなど……発熱する製品はつけっぱなしだと危険というのもありますし、他の家電製品と比べて電気代が高くつきますから二重で不安になるというもの。
さて、これらの製品はこたつ同様、物理スイッチのものが多いです。となればスマートプラグを活用してこたつ同様の運用が可能という話になります。設定方法も先述のこたつと同様。
もしデジタルスイッチの暖房器具を使っていたとしても、やはりスマートプラグを使用することで消し忘れ防止の目的は果たすことができますし、万が一で消し忘れてしまった時の外出先からの遠隔停止操作も使えます。
スイッチON時はスマートプラグの給電ON → 暖房器具のスイッチONとひとつ手間が増えますが、前者はアレクサの定型アクションで帰宅の時間に合わせてセットしておけば結局のところ従来と同じ手間だけで使えるようになります。
音声操作に否定的でもスマートプラグは価値アリ
これまで家電の音声操作は『手間を減らす』という視点では効果が薄く、導入する価値があまり見いだせていませんでした。しかし『消し忘れ防止』『不安の解消』という点では今回のTP-Link『スマートプラグ HS105』は思っていた以上に優秀なヤツでした。
スマートプラグは冬の『消し忘れ不安』を解消してくれる頼もしい存在になります!
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